圧倒的な初心者目線でお送りするサイクル雑誌の読書レビュー。
今回は「Cycle Sports 2019年1月号」です。
いよいよ2019年が近づいてきたなという感じがしますね。
このレビューは電子書籍(Kindle)を基にしているため、付録の紹介はありません。
表紙
今号から、ロゴが一新された「Cycle Sports」。フォントが柔らかくなって個人的には好きです。
ローラーに乗った女性が表紙になっているとおり、メイン特集は「サイクリストの冬仕度」になっています。
2019ツール・ド・フランス、コース発表
ついこないだツールが終わったと思ったら、もう来年のコースが発表されました。
- 平坦ステージ:7
- 丘陵ステージ:5
- 山岳ステージ:7
- チームTT:1
- 個人TT:1
しかも、約半分はフランス以外の国を走ることになるので、もはや「ツール・ド・フランス?」という感じですね。
サイクリストの冬仕度
今号のメイン記事です。
「BiCYCLE CLUB 2019年1月号」と同様、『冬』をテーマにした記事で攻めてきましたね。
ここでは、アウトドア・インドア両方の観点で、ライダーの冬の過ごし方が書かれています。
最初はお高いウェアを中心に紹介されていて、ボディケアに至るまで幅広く取り上げています。
アウトドアに関しては、冬の峠を楽しむ方法と注意点、インドアでは表紙でも取り上げられているスマートローラーの他、トレーニング用品などにも触れられています。

変速トラブル解消完全ガイド
変速における様々なトラブルをそれぞれの事象に合わせて、5つ箇所を中心に書かれています。
- チェーンまわり
- フロントディレーラーまわり
- プーリーまわり
- ケーブルまわり
- ディレーラーハンガー
私のバイク、最近リアがトップに入らなくなったので、本書を見て直せるか試してみようと思います。
最後のリムブレーキ
各メーカから2019年モデルが次々と発表され、どのメーカーのフラグシップ機もディスクブレーキを換装していることが分かります。
しかし、本書ではそんなディスクブレーキの特集を組むのではなく、あえてリムブレーキについての特集が組まれています。
今後、ディスクブレーキが基本になるのは見えていますが、あらためてリムブレーキの良さを理解したうえで、あえてリムブレーキの新車を買うという選択肢も良いでしょう。
E Cycle Sports
これも今号からの新企画になります。
eバイクを楽しむ記事で、今号では「しまなみ海道の激坂をラクラク登って絶景を見る」ことをテーマにしています。
ヒルクライムを大の苦手とする女性が、10%を超える斜度をeバイクでスイスイ登る様子が書かれていて、eバイクの魅力がヒシヒシと伝わってきます。
しかも、そのスイスイ登った坂が、私が先日のしまなみ海道ライドでヒィヒィ言いながら登った坂だったのでなおさら良く見えました・・・。

おわりに
2018年も残りわずか。
冬になると途端に外へ出るのも億劫になりますが、冬だからこそ楽しめることもありますし、ローラーさえあれば家を出ずに自転車を楽しむことができます。
寒さと共に自転車熱が冷めないよう、自分に合ったスタイルの冬の過ごし方を探すのに、本書はとても参考になるかと思います。
また、2018年はeバイクの特徴を伝えるような内容が多かったのですが、2019年からはeバイクを実際に普及させていくための記事が増えてきそうですね。eバイク業界も今後が楽しみです(買わんけど)
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