ハイブリッド型ローラー「FG540」を借りてから約半年.
貸主から「ローラーなくても困っていないから売ろうかと考えてる.もし良かったら,そのまま買い取らないか?」との打診をいただきました.
「これはありがたい!」と思いつつも,小さな子を持つ家庭にとって数万円の出費は痛手・・・どうしようか悩んだ末,最終的には購入を決断しました.
そこで今回は,購入の決め手になった理由について書いてみました.
ちゃんと乗り続けられる(=元が取れる)
借り物だったこの半年間,週2〜3回ペースでローラーを回していました.
借りたばかりのころは,「飽きっぽい性格だし,1ヶ月ぐらいで飽きて返却かな・・・」と思っていましたが,”自宅で気軽に自転車に乗れる”という状態が自分の生活にジャストフィットし,ローラー生活が定着するようになりました.
そのため,「ローラーを購入しても,元を取れる見込みが十分にある」という確信を持つことができました。
騒音問題をクリアしている
ローラーを使う際,懸念材料として大きく取り上げられるのが「騒音問題」です.
「FG540」はハイブリッド型と呼ばれるタイプのローラーで,後輪とローラーがダイレクトに密着するため,それなりの音が出ます.
私は集合住宅住まいということもあり,初めてFG540に乗ったときは「こんなにうるさかったらアウトじゃね?」と思ったのですが,住んでいるのが1Fで,かつ隣人の理解を得ることができたので,騒音問題はクリアになりました.
ちなみに,騒音対策として最も効果的なのは「ダイレクトドライブ型」という,後輪を外して回すタイプのローラーで,集合住宅に住んでいる方にはオススメらしいのですが,タイヤドライブ型やハイブリッド型に比べて高価なのがネックです.
健康の維持・増進につながる
我が家にローラーがやってきてから,明らかに運動量が増え,体調が安定するようになりました.
会社の健康診断で、数値として見える形で結果が出ているので,間違いなく自分にとってプラスに働いていることが分かります.
厚生労働省が出している”運動習慣者“の定義は、「週2回以上、1日30分以上、1年以上、運動をしている者」となっているので、このまま継続ができれば、「オレ,いつも運動してるんスよwww」と意識高いアピールをすることができます.
・・・でも冷静に考えたら、友達いないのでそんな機会はなさそうでした.
なお,「ローラーは痩せる」という声もあるようですが,私の例でいくと,たしかに最初の頃は痩せましたが,ある程度経つとほぼ横ばいの体重推移となりました.ご参考まで.
家族の理解が得られている
週に何回もローラーに乗っていれば,家族(特に妻)は嫌でも認識してくれるようになります.直接見ていなくても、洗濯時にジャージが出てくるので,「昨日は運動したんだな」と分かってくれます.
ローラーを借りたばかりの頃,妻には「ちゃんと使うかも分からないのに,こんなモノ借りてきて・・・」と苦言を呈されましたが,半年間かけて”乗ってるぜアピール”をし続けたことで,私にとってローラーが大事なモノであると理解してくれるようになりました.
なので,ローラーを始めてから数ヶ月が経つころには「FG540を返却した後に,自前でローラーを買いたい」と打診しても二つ返事でOKがもらえる状態になっていました.
2018年11月に、FG540の後継機である「FG542」が発売されました。安定性やメンテナンス性が向上し、スルーアクスル(ディスクブレーキ搭載車)にも対応しています。
臨時収入があった
ローラー代として数万円の出費が必要になると分かった時に,タイミングよくボーナスの時期を迎えました.
しかも,今回はたまたま業績評価が高かったこともあって、ボーナスにいくらか加算されたので,家庭内稟議の好材料となりました.
恐る恐る稟議を上げたのですが,即OKをもらえたので,ヒャッホイしながらローラーを手中に納めました.
おわりに
タイミングと運も味方し,半年かけてようやく”俺のローラー”ができました.私は屋外を走る運には恵まれていませんが、屋内を走る運には恵まれているようです.
そう,自転車は屋内を走るモノだったのです.※違います
これまでは、借り物だったので取扱いには注意していたのですが,これからは(良い意味で)少し雑に扱っていこうと思っています.
ローラーで何を目指すわけでもないですが,小さい頃,“身体を鍛えていて若々しい自分の父親”が自慢だったので,自分の子供にとってもそういうお父さんでいられるよう,自転車を通じて健康でありたいなと思います.