前回のブログより、しまなみ海道ライド2日目をお送りします。
2日目は復路ということもあり、写真は少なめです。
1日目の様子は前のブログで書いていますので、ご興味あればこちらもどうぞ。
今治
2日目は、ゲストハウスで7時過ぎに目が覚めました。
2日目の天候は曇りですが、雨は降らない予報なので、今日もライドを楽しめそうです。
シクロの家
▲起きてから顔を洗い、ボチボチと準備を整えます。
▲もちろんここにも空気入れが置いてあり、その他にもアーレンキーなど、様々なメンテナンス用品が揃っていました。
▲しまなみライド記念に、ゲストハウス内で販売されていたハンドタオル、フェイスタオルを購入しました。
昨日の夜に盛り上がった旅人やスタッフとの別れを惜しみつつ、ゲストハウスをあとにします。
▲出発前、写真を取ってもらいました。
▲シクロの家。滞在したのは10時間ほどですが、非常に濃密な時間を過ごさせてもらいました。
今回の旅行を計画するにあたり、宿泊先をどこにするかは最後まで悩み続けたポイントだったのですが、シクロの家にして大正解でした。
今回の宿泊についてブログで紹介して良いか確認したら「すごく嬉しいです、ぜひお願いします!」と言われたので、遠慮なく書かせていただきます。スタッフの皆さん、楽しい時間をありがとうございました。
▲購入したハンドタオルをバックローダーに差し込み、2日目の気分を盛り上げます。
達川ベーカリー
昨日の夜に食べ過ぎだこともあってあまりお腹が空いていなかったので、朝食はゲストハウスの近くのパン屋さんで軽く摂ることにしました。
▲ゲストハウスから5分ぐらい走ったところにある「達川ベーカリー」。
ここは70年近く続く老舗のパン屋で、午前中にパンが売り切れてしまうほどの人気店だそうです。
▲店内には、朝9時前とは思えないほど多くのお客さんで賑わっていました。
▲この達川ベーカリーで人気商品の「シャノン」です。糖度の高い高級バターを折り込んで焼き上げたパンだそうで、これがすぐ売り切れるという事前情報を仕入れていたので、見つけるなりすぐにトレイに乗せました。
▲お店の目の前にある公園で美味しくいただきます。
▲あまりお腹空いてないとか言っておきながら、いざお店に行ったらテンション上がっていっぱい買った人。
▲人気商品「シャノン」をいただきます。美味しいのは間違いないですが、予想以上に甘く、手で触るとベタつくので食べる時は注意したほうが良いです。
大島へ向かう
▲お腹を満たしたところで、大島に向けて市街地を走り出します。
▲今日もブルーラインを頼りに走ります。もはや命綱。
▲市街地を抜けたところで、来島海峡大橋向けの自転車用道路に入っていきます。
▲今日も緩い坂を登ります。
来島海峡大橋
▲約4kmの来島海峡大橋を渡ります。相変わらず距離は長いですが、昨日より風が弱いので快適に走れます。
▲橋を渡りきり、来島海峡大橋をあとにします。
▲しまなみ海道の各橋の途中には、このようなサイクルラックとベンチ等が設置されていて、小休憩を取ることができるようになっています。
▲クリートがしっくりこなくて調整中のTATSUYAさん
大島
▲往路では島の内陸部を走りましたが、「同じ道はつまらん」という理由で、復路は外周コースを走ることにしました。
▲かなり本数が少ないであろう貴重なバスに遭遇(乗客ゼロでしたが)
▲ちょっと自分に酔ってるやつがいたり。
アニマルランド
▲アニマルランドという謎の施設を発見し、笑わせてもらったので100円ほどカンパしておきました。
激坂
▲快適に走っていたところに突如として現れる「急勾配」の文字と、目の前に拡がる激坂。
▲斜度10%超えの坂。
▲想定外の激坂に体力を奪われます。
▲「急勾配0.7km」って書いてありましたが、体感では倍ぐらいの距離でした。
▲ま、そんな私はシッティングで余裕で登りましたけどね←
▲今度は逆に急勾配の坂を下ります。途中、民家だけでなく、オシャレな家らしきものがあって驚きます。どこぞのお金持ちの別荘とかかもしれません。実にけしからん。
▲ようやく見えてきた伯方・大島大橋に向かいます。
伯方・大島大橋
▲景色を見ながら伯方・大島大橋を渡ります。
伯方島
伯方島へ上陸し、外周コースを回りながらランチ場所へ向かいます。
CMでよく見る「はっかったっのしおっ!」というフレーズの「はかた」は、この島の名前である「伯方」であり、この島は『伯方の塩』の発祥地です。
もちろん、今日のランチはその”塩”が目的です。
さんわ伯方島本店
▲伯方島をしばらく走り、本日のランチ場所「伯方の塩ラーメンさんわ」に到着です。
しかし、ここで問題が発生。
あまりお腹すいてないwww
うん。。。でも、せっかく来たからには食べないとね
そう、実はこの時点で朝食のパンを食べてからまだ2時間ぐらいしか経っておらず、お腹が空いていないという事実。
▲お腹いっぱいでも、いざメニューを見ると悩み始めます。
▲悩んだ結果、一番人気があると思われる「めしセット」(伯方の塩ラーメン+伊予の貝めし)にしました。
(おいしそうだけど、量が多いな・・・)
・・・
ごちそうさまでした(ー人ー)
なんだかんだでペロッと平らげた3人。
ラーメンは塩ということもあってさっぱりしているし、貝飯はお茶漬けみたいになっているので、もはや飲み物でした。
ここから先のルートどうしますかね~
このまま外周コース行きますか!
スマホ ポチポチ
よかった、ここの外周コースには坂はないみたいですw
自分もいま調べてたww
みんな激坂アレルギー。
伯方島(外周コース)
▲お腹いっぱいになったところで外周コースを走ります。
▲しまなみ海道というところは、ちょいちょいネタが仕込んであってサイクリストを飽きさせることがありません。
▲大三島大橋が見えたので、記念に1枚。
▲途中、ブルーラインはこのまま直進なはずのに、TATSUYAさんが右を指します。
『山』って書いてある時点で、どうみても坂。
ちょっと見てきます~
2カーブほど登っていくTATSUYAさん。
イケるイケるw
TATSUYAさん元気すぎる(;´Д`)
ちょうどそのタイミングでHさんが、
どこかに手袋を片っぽ落としたっぽい・・・さっき写真撮ったところかな〜
ということだったので、
じゃあ戻りますか~
という話になるかと思ったら、
じゃあ僕は登ってきますーー!!お達者で!!
と、やっぱり登っていくTATSUYAさん
Hさんと僕は手袋探しの旅へ。
私は結局、この山には登りませんでした。
えっ、いやいや。ヒヨったわけじゃないですよ?
手袋を探すには2人の方が効率が良いと思ったかr(ゲフンゲフン
その後、無事に手袋を見つけ、TATSUYAさんと合流。
下りが(路面的に)ヤバかった・・・
登りと下りで別ルートを通ったらしいですが、下りのルートは危険だそうです。グラベルローディーなら喜々として突っ込んでいくルートなんでしょうけどね。
大三島橋
▲大三島へ向けて、専用道路へ入ります。
▲大三島橋は、おそらく自動車用道路を自転車用に転用したんだろうなと思うぐらい、幅広い道路になっています。
大三島
大三島へ入り、「やはりここは欠かせないということ」で再度、聖地碑へ。
多々羅しまなみ公園
▲何はなくともつい寄ってしまう。
▲昨日やり忘れていたモノマネを実行。
▲アイスクリームを購入。うんまい。
そして、ここでのんびり休憩していたら、シクロの家で会った女性旅人と奇跡的な再会を果たしました。
ちょうどTATSUYAさんと、
昨日会った人も、今日はこの辺を走るって言ってましたね〜
ばったり会ったりしてw
という話をしていた矢先だったので、とても驚きました。
▲これも何かの縁ということで、全員で記念写真を撮ります。この写真は私の自転車人生の中でも「宝」となるでしょう。
▲奇跡の出会いに別れを告げ、多々羅大橋へ向かいます。
多々羅大橋
▲多々羅大橋を渡り、広島県へ。
生口島
▲生口島をのんびりと走ります。
しおまち商店街
▲昨日食べたコロッケが忘れられず、またもやここへ。
もうさすがにコロッケは(お腹に)入らないかなぁ〜・・・
ここまででかなり食べましたからねw
でも、「今日は特別だからw」というもっともらしい理由をつけて、私は早々にコロッケを購入。
しかし、2人がコロッケ屋に来ない・・・
後ろを振り返ると、
ローストチキンに釘付けになってました。
▲誘惑に勝てず、ローストチキンにかぶりつくTATSUYAさん
▲釣られて、Hさんも購入
もう一本、余裕でイケる
TATSUYAさん、コロッケも食べれないぐらいお腹いっぱいって言ってなかったっけ・・・?
あぁ、これがしまなみの魔力ですね、わかります。 ※違います
▲このローストチキン、脂っこさもなくてめちゃくちゃオススメらしいです(お二人の談話より)
ドルチェ
コロッケとローストチキンを堪能したのも束の間、すぐ近くのドルチェでさらに休憩。
もう復路は完全にアウト(カロリー的な意味で)
昨日はジェラート食べたので、今日は趣向を変えて、八天堂とドルチェがコラボして作ったというパンをいただきます。
▲「八天堂のくりーむパン」に「ドルチェのジェラート」を入れるという悪魔的な食べ物です。
▲ワクワクしながらかじりつきます。
これは・・・外側は普通のパンだねw
ん〜・・・・ですねぇ・・・w
正直、期待していた味とはちょっと違いました。
パンの部分は本当にパサパサしてて、ジェラートは深部にしか入っていないので、ほとんどパンだけ食べているような気分でした。
「クリーム&ジェラートが中にたっぷり!」と期待している方にはあまりオススメしません。
ここ、俺の海だけどちょっと寄ってく?
復路も終盤に入ったというのにこのノリ。
のんびり休憩ばかりしていたら時間が押してきたので、因島へ向かいます。
因島
▲生口橋を超えて因島に到着。
因島を走る
▲16時を超えて、少しずつ気温が下がってきます。
▲目の前に見える山にウズウズするTATSUYAさん。(結局登りませんでしたが)
膝の違和感
しまなみが楽しくて、ヒザを壊していることすら忘れていたのですが、このあたりからヒザに違和感が出始めたので、ケイデンスと速度を落として、ゆっくり走ります。
はっさく屋(リベンジ)
▲昨日は休業だった「はっさく屋」にリベンジ。
▲今日はお店が開いててホッとします。
開いてるけど、売り切れてたりしてw
そんな不吉なこと言わないでwww
はぁあああああああああ!?
あっ、「はっさく大福」はまだありますよ~
おぉ、良かった!!!
超絶焦ったわ、マジで。
▲夢の「はっさく大福」を食します。
うまっ!!
おいしい~~~!!
なにこれウマいwww
酸っぱさと甘さが絶妙なハーモニーを生み出して、3人とも大満足のお味。雑誌やマンガなどに取り上げられるのが納得。
「まるごとみかん大福」も間違いない味でしたが、やはり「はっさく大福」が優勝でした。
▲お店から見える景色(因島大橋)も最高。
因島大橋
ここからゴールまではノンストップ。残り十数kmを一気に走ります。
▲因島大橋を走ります。ここはやっぱり走っているだけでワクワクします。
向島
▲向島へ到着し、ゴールの尾道に向けて走ります。
▲この頃には膝の痛みがヒドくなり、思うように脚が回せなくなりました。
「ヒザの具合が思わしくないので、ゆっくり行きます〜」と二人に伝え、離れた位置から追いかけます。
▲二人が視界から消えてしまわない程度についていきます。
▲向島の市街地へ入ります。いよいよゴールが近づいてきたなと寂しい気持ちが襲ってきます。
▲フェリー乗り場へラストスパート。
尾道渡船(フェリー)
▲復路では「尾道渡船」(片道110円)を利用します。
▲すぐにフェリーが来たので、さっそく乗り込みます。
▲5分程度の海路を楽しみ、尾道へ上陸。
尾道
▲尾道の市街地を走ります。
▲「Onomichi U2」へ向かいます。
Onomichi U2
▲「Onomichi U2」に到着。
ここは、サイクリスト専用ホテルをメインに、レストランやショッピングなどを楽しめる複合施設になります。
▲肉があったりワインがあったりと、食品がとにかく豊富です。
▲「しまなみで宿泊」といえば誰もが憧れる宿泊スペース。ここは部屋まで自転車を持ち込んで泊まることができる、サイクリストにとって夢のような施設です。
今回のしまなみライドを計画するにあたり、もちろん宿泊先の第一候補としてココを検討したのですが、平日でも1泊の金額が1諭吉を超えていたので、WEBブラウザをそっと閉じました。
▲Onomichi U2の中には、ジャイアントストアも入っています。
▲しまなみでしか買えないという「しまなみトリコロール・サイクリングボトル」を見つけたので、記念に購入しました。これから愛用します。
▲十分に満喫したので、帰路につきます。
お別れ
クルマへ戻り、共に充実した時間を過ごしてくれたHさんとお別れします。
女性と初対面でお泊りということで、最初はどうなるかと思いましたが、とても気さくな方で、余計な気を使うこともなく2日間を楽しく過ごすことができました。
ライド後
福岡へ戻るにはまだ早いので、尾道駅付近で入浴と食事を済ませることにします。
銭湯
疲れ切った体を癒やしに銭湯に入ります。
銭湯に入るの、人生初w
TATSUYAさんの”初めて” いただきましたーー!!
湯船にゆっくりと浸かり、しっかりとマッサージをしてスッキリします。
尾道ラーメン
今回の旅における最後のエイド「尾道ラーメン」を食します。
▲尾道駅前にある尾道ラーメン「たに」にきました。
▲チャーハンがセットになった「半チャンラーメン」を食べます。こってりとした味なのですが、しつこい感じもなく美味しかったです。
完全にカロリーオーバーな気がしますが、そこを気にしたら負けです。
福岡へ戻る
体はサッパリ、お腹も満たしたところで福岡へ戻ります。お家に帰るまでが旅行。
自宅へ着いたのは午前2時過ぎごろ。予定どおり、高速道路の夜間割引適用時間中に帰り着くことができました。(長時間運転をしていただいたTATSUYAさんに多謝。)
これにて、長いようで短かった「しまなみライド」は終了です。
おわりに
2日間(移動を含めると3日間)、誰も事故やケガをすることなく無事に旅程を終えることができました。
仕事のスケジュール調整が難しかったり、膝が悪くなったりで、一時は「今年中のしまなみ海道は無理かな・・・」とあきらめかけたこともありましたが、運も味方してくれてこの聖地を走ることができました。
しまなみ海道は自転車用道路や道路標識のみならず、現地の方々も含めて総合的にサイクリストに優しくて、走っているだけで幸せを感じる場所でした。
今回のライドで、ブログに書いていない部分でも多くのネタが生まれたので、半年ぐらいは写真を見ながらニヤニヤして楽しみたいと思います。
最後に、私の思いつきライドにご一緒していただいたTATSUYAさん、Hさんにあらためて感謝の意を。
雑多な計画だったにも関わらず文句一つ言わず付き合っていただいて、本当にありがとうございました。
思い出として、きちんとブログに残しておく形で恩返しさせていただきます。