先日、大分の日田駅から阿蘇の大観峰というところまで往復約100kmという距離を走りました。
今年初めに新車を購入したくせに、半年経って100km越えのライドが2回目という体たらくぶりですが、今回のライドはアップダウンが激しいこともあって、多くの気づきがありました。
その中でも特に大きかったのがSHIMANO(シマノ)の電動コンポーネントである「Di2」で、このコンポの魅力が少しずつ分かってきたので、今回ご紹介できればと思います。
シフトチェンジが楽
これは元々分かっていたことで、これが最大のウリなので当然ですが、シフトチェンジがとても楽です。
正直、平坦50km程度ではそこまで恩恵は得られていなかったのですが、100kmレベルかつアップダウンの多い道であればシフトチェンジする機会が多く、指一本でカチッとシフトチェンジできるこの仕組みに感動しました。
「いうて、電動じゃなくても手首をちょっと押し込んだりするだけじゃないか」と思われるかもしれませんが、この“ちょっと”が、ロングライドで積み重なると、大きな負担になります。
実際、Di2に乗り慣れてから前のバイク(機械式)に乗ったのですが、シフトチェンジする瞬間に、思わず「うわ、めんどくさっ」と言ってしまったほど違いを感じました。
当たり前すぎる感想ではありますが、”シフトチェンジが楽である“というのが最初に感じたメリットです。
シフトチェンジがしっかり決まる
新しい自転車を買ってから半年ほどが経ったので、機械式のコンポであればワイヤーの初期伸びによる調整が必要となりますが、Di2はワイヤーを使わないので、ギアチェンジがスムーズなままです。
私は正直、自転車のメンテナンスには疎く、あまり興味を持てないタイプなので、この”メンテナンスフリー”という点はとても気に入っています。
ハンドル(グリップ)が握りやすい
今のバイクは油圧ディスクブレーキ+Di2ということで、グリップ(手で掴む部分)が非常にコンパクトになっています。そのため、とても握りやすいです。
私は特に手が小さいというわけではありませんが、それでもほどよい大きさのグリップだと感じます。
この握りやすさは、特に手の小さい女性には優しい仕様になっていると思います。
あれ、シンクロナイズドシフトは?
Di2には「SHIMANO SYNCRONIZED SHIFT(シマノ シンクロナイズド シフト)」という機能があります。
これは、ギアチェンジをしているうちに、自動でフロントやリアのギアが変わってくれるという仕組みになります。
パッと見て非常に便利な機能ではありますが、私はこのシステムを使ってなぜかチェーン落ちしてしまい、買ったばかりのフレームに大きなキズがついてしまったので、おそらく2度と使うことはないと思います・・・。
シンクロナイズシフト自体を否定しているわけではありません。シフト操作のストレスを軽減できる機能としてはとても良いと思っています。(私が使いこなせていないだけです)
おわりに
SHIMANOのコンポーネントのうち、エントリークラスである「105」シリーズのDi2が発売開始になるなど、確実に自転車業界全体の電動シフター化が進んでいます。
ただ同時に、電動シフター(Di2だけでなくSRAM Red eTapなども)は高価であることから、導入に抵抗があるという方々が増えているのも現実だと思います。
正直、今の段階では「絶対にDi2にした方がいいよ!」とは自信をもってオススメできませんが、もし私が次のバイクを買うとしたら「またDi2(+油圧ディスクブレーキ)を選択するだろうなぁ」という感じなので、少しでもその魅力が伝われば嬉しいです。
なお、Di2にはまだサイクルコンピュータとの連動によるギア表示や自己カスタマイズといった多くの機能があるので、これからさらにDi2の機能を試して、その魅力をブログで伝えていきたいと思います。