自転車は、慣れさえすれば、100km以上離れた場所へ行くことができるようになります。
乗れば乗るほど遠くまで走れるようになるので、新たに行ける場所の選択肢が増えるわけですが、その道中や、行った先での「記憶」を『記録』として残すことができるのが”写真”です。
そして、その”写真”を撮るために必要なのが「カメラ」であり、私自身、自転車に乗るたびに自転車×カメラの魅力をひしひしと感じています。
私はかれこれ10年ほど写真を撮ることを趣味としていたこともあって、ロードバイクを始めてすぐに「うわっ、自転車とカメラの相性、良すぎ・・・?」と気づきました。
そこで今回は、私が「自転車とカメラの相性は最高!」と感じる理由について書いてみました。
すぐに停まって写真が撮れる
自転車は、人やクルマの邪魔にならないところに気軽に停めやすい乗り物です。
そのため、走っている最中でも、気になる景色に出会ったらすぐに停車して写真を撮ることができます。
クルマは停まる場所もタイミングも考えなければいけませんが、自転車は「おっ」と思ったら、すぐにブレーキをかけて止まれます。
サッと停まってカメラ(スマホ)を構え、パシャっと記録する。
これが自転車×カメラの最大のメリットと言っても過言ではないでしょう。
何気ない日常に新しい刺激が加わる
自転車は基本的にクルマより遅く(ゆるポタ勢で平坦25~35km/hぐらい)、景色がゆっくりと流れるので、周りの景色がよく見えます。
クルマで何度も通っている場所なのに、自転車で通ると「あれ?こんなのあったんだ」と気づくことも少なくありません。
カメラを所持していると脳が自然と被写体を探すようになるのか、より周りに敏感になるので、新しい刺激(発見)が得られるのも大きなメリットです。
思い出として残る
グループライドなどで複数の人と一緒に走ると特に感じますが、ほぼ全員がスマホやデジカメで写真を撮って楽しんでいます。
写真の使い方は各々だと思いますが、そのほとんどは「(SNS等での)シェア」もしくは「思い出を残すこと」が目的です。
「実際にどこで使うか分からないけど、とりあえず撮っとけ」と思っていた写真を、たまたま数年後に見返して、「あの時は楽しかったな~」とか「うぉ、この写真からもう2年も経ったの!?」みたいな思い出に浸ったという方も多いのではないでしょうか。
デジタル写真は(方法にもよりますが)基本的に永久保存です。写真が未来の自分のヒントにつながることもあるので、思い出として記録しておけるカメラは大切な相棒となります。
人にシェアできる
面白いもので、自転車だとクルマで行かないようなところにも平気で行ったりします。
それはつまり、自転車に乗る人は、自転車に乗らない人と比べて素敵な景色に出会いやすいということにもなります。
となると、そこで撮った写真というのは、人にシェアをする絶好のネタになります。
スマホのカメラを使えば、撮ってそのままメールやSNS等でシェアできるので、非常に便利です。
他の人がなかなか行かない場所の写真を撮ってシェアする。これも自転車×カメラの魅力でしょう。
おわりに
不思議なもので、クルマだとわざわざ100km先の観光地に行こうと思わなくても、自転車となると、その観光地が立派な目的となり、走り出します。
それはたぶん、自転車は”観光地に行くまでの道中を楽しむこと”が最大の目的であって、観光自体を目的にしていないからだと思います。
観光地に着いた先だけで写真を撮るというのも良いですが、そこにたどりつくまでの長い過程を記録としてとっておくためにも、カメラは非常に有用です。
自転車×カメラ。
この組み合わせは最強だと、自信を持って言えます。