皆さん、スマホは好きですか?愛してますか?
おそらく、ロードバイクに乗る人の9割以上は持っているだろうと思われるスマートフォンですが、乗っている最中の通知(音、バイブ)に気づかないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな「ロードバイクで走っていても通知に気付く方法」としてオススメする”スマートウォッチの活用”について書きました。
本記事は、決して自転車走行中のスマホチェックを推奨しているわけではありません。
え、そもそも乗ってる時に通知は必要ないよ?
「ロードバイクに乗って風になっている時に、通知で台無しにされるとかないわー」
こんな声が聞こえてきそうですが、ごもっともです。
”自転車に乗っている時は通知に気付かなくても問題ない(むしろ気付きたくない)”と、ほとんどの方は思うことでしょう。
しかし、中には通知を受けられる状態にありたい or なければならないという方もいらっしゃるかと、ロードバイクで走っていても、子供を預けている園から「お子さんが熱出してるから迎えに来てください」と言われれば、即迎えに行かなければなりません。
では、乗っていても通知に気づかない状況下で、どうやったら通知に気づくことができるのか。
そんな時にオススメなのが、スマートウォッチです。
スマートウォッチの利便性
スマートウォッチは様々な種類があり、それぞれ特徴があるため一概には言えませんが、ほとんどのモノに付いている一般的な便利機能をご紹介します。
時計
まずは当たり前ですが、「ウォッチ」という名前が付くとおり、「時計」として使うことができます。
ただ普通の時計と異なり、画面に液晶やEインクが採用されているため、色んな文字盤を楽しむことができる点が強みです。
アナログ式やデジタル式にしたり、モノクロやカラフルにしたりと、数え切れないほどのパターンがあったりするので、飽きっぽい性格の方でもオススメです。
通知
これが、最大にして最高の機能です。
この機能がなければスマートウォッチを持つ意味がないと言っても過言ではありません。
スマートウォッチは、スマホが通知を受信すると、腕でバイブが鳴ってお知らせしてくれます。
どのアプリの通知か、そしてどんな内容か、これをスマホを取り出すことなく腕の画面で一瞬でチェックできるので、必要なものだけチェック・返信するということができます。(もちろんチェック・返信するときは停止しましょうね)
ロードバイクに乗っている場合、スマホは背中ポケットやサドルバッグに入れている人がほとんどだと思います。
そのため、この”いちいちスマホを取り出さなくてよい”ということがとても重宝します。(特にジップロック等にスマホを入れてたらなおさら)
ただ気をつけないといけないのは、通知だらけの生活を送っている人だと、常に腕がブルブル鳴って大変なので、もしスマートウォッチ導入を検討するのであれば、アプリ類の整理をするべきでしょう。
各種ライフログの取得
機種によってまちまちですが、ほとんどのスマートウォッチには歩数や心拍数、睡眠時間など、ライフログを取ることが可能です。
これらのデータをたまに見ると「この日はよく寝たから調子が良かったんだな」とか、「お酒を飲むとこんなに心拍数が上がるのか」といった、“自分の知らなかった自分”に気付くことができます。
データに価値を感じない方にとっては何ら意味のない機能ではありますが、将来的にはこれらのデータを用いて保険料が安くなったりといったサービスも普及してくるので、取っておいて損をすることはないと思います。
オススメのスマートウォッチ
スマートウォッチは、一昔前に比べてだいぶ増えています。
好みもあるので、一概にどれが良いとはいえませんが、ロードバイク乗りでも使えるものをいくつかご紹介します。(もちろん普段の生活でも使用できます)
Apple Watch
言わずと知れた、世界で最も人気のあるスマートウォッチです。
iPhoneを使っている方であれば、ほぼこれ一択ではないかと思います。それぐらい優秀なスマートウォッチです。私もこれを使用しています。
Apple Watchならマップも表示できるので、サイクルコンピューターで地図を表示しっぱなしにする必要もなくなります。(ただし、使用できるのはGoogle Mapではなく、Apple純正のマップアプリ)
耐水性能があるので、自転車で汗をかきまくっても壊れる心配はありません。
欠点があるとすれば、電池持ちがそこまで良くない点と、冬の時期は画面を操作するのに手袋を外すorスマホ対応の手袋をしなければならないというところでしょうか。
でも、普段使いという点でも多機能で便利なスマートウォッチなのでオススメです。
Apple Watch の最新シリーズはSeries5ですが、いまSeries 3が値下がりしてお試ししやすくなっています。(2020.2.22更新)
Fitbit
Fitbit社が2009年から展開しているスマートウォッチです。
製品のラインナップが豊富で、性能も安定していることから、この業界でずっと高いシェアを維持し続けており、その魅力から2020年にGoogleが買収することを発表しています。
Fitbitは小型・軽量のものからカラフルなものまで幅広く選択肢がありますし、値段もバカ高いわけではないので、手も出しやすいのではないかと思います。
私は過去にFitbitを2種類、使ったことがありますが、どれも安定して使えてとても満足でした(特に睡眠管理に役立ちました)
Garmin
自転車業界では「サイクルコンピュータのメーカー」として非常に有名なGarminですが、スマートウォッチ(ウェアラブル)製品も出しています。
基本的にスポーツに特化しているということもあって、耐水はもちろん対応していますし、心拍計の性能も非常に高いと定評があります。
地図も表示できますし、サイクルコンピュータとの連携もできるので、サイクリストには最適なスマートウォッチであると言えるでしょう。
ただ唯一の欠点は、高価であるということです。安いものでも数万円しますし、良いものだと10万を超えます(まぁこれはApple Watchも同じですが。。。)
GARMIN(ガーミン) fenix 6 Black 音楽再生機能 マルチスポーツ型GPSウォッチ 最大13日間稼働 【日本正規品】
今後、スマートウォッチの需要は上がる・・・と思う
ロードバイクのハンドルにスマホホルダーを着けて走っているという方もいるかと思いますが、今後、警察に取り締まられる可能性があります。
2019年12月1日から「ながら運転」の罰則が強化。今は自動車〜原付が対象で自転車は対象ではない(?)ようですが、自転車においても「画面を見ながら走行」をしたらNGになるのは近い将来すぐやってくると想定できます。(ちなみに、スマホ片手に片手運転するのは現時点でも法律違反です)
ハンドルバーにスマホを着けられないのであれば、背中ポケットやバッグに入れざるを得ないので、通知に気付くための方法としてスマートウォッチの利用者も増えるような気がしています。
おわりに
今回、シェアが高くてサイクリスト向きのスマートウォッチを紹介しましたが、これ以外にも多くのメーカー(HUAWEI、ソニーなど)から出ています。
スマートウォッチは安い買い物ではないので、購入の検討をされる際は、ぜひ色々と調べていただければと思います。
ちなみに、私もそうなのですが、肌が弱い人はバンドの素材が体に合わない可能性があるので、「買ったけど、かゆくなるから使わなくなった・・・」みたいなことになる前にバンドを変えるようにしましょう。
中にはバンドが変更できないタイプのもあるのですが、スマートウォッチは最初にゴム系のバンドが付いてくることが多いので、ゴムがダメな人は革系とかにすると良いかもしれません。(私もそうしています)
この記事が、スマートウォッチ購入の参考になれば幸いです。