2,500mアップの平坦なしグループライド

九千部山頂上

こんにちは、ゆるぽ拓(@yurupotak)です。

ここのところまともに時間が取れず、”ぼっちライド”を繰り返していたのですが、運良くまとまった時間が取れたので、久しぶりにグループライドなんぞに参加させていただきました。

今回は、クレメルさん(発案者)とやますたさんに便乗させていただくことに。

クレメル(@krumel_road)さんは2度目、やますたさん(@hiro_asu_deki)とはお初のライドになります。お二人とも、コミュ力がない私を受け入れてくれるステキな方々です。

本日のルート

コースはこんな感じ。

断面図にご注目ください、もう笑いしか出てきません。

今回、ルートは糸島峠〜三瀬峠〜背振山〜九千部山という感じになるのですが、私は三瀬峠から先すべてが初体験となります。こんな不安しかない初体験は久しぶり。

集合場所まで

私は途中から合流する形になり、自宅から自走で30分ぐらいのコンビニで集合させていただくことに。

集合予定時刻より30分前に着いたので「早いかな?」と思ったのですが、すでにお二人は到着していて補給中。この時点で、お二人は30km近く走って峠を1つ(日向峠)を超えているという状態。それでいて「脚はまだフレッシュ」と言うので、私だけDNFの可能性が頭をフッと過ぎります。

朝ごはんをしっかり食べていなかったので、私も一緒に補給を済ませつつ、今日のクソ坂ぶりについて談笑して出発です。

お通し 〜糸島峠〜

糸島峠

まずは糸島峠です。

いつもなら「これを登ったオレ超がんばった!美味しいもの食べちゃう!」という場所なのですが、今日のルートでは”序盤の序盤の序盤”。スライムレベル。

いよいよ登りに入るというところで、クレメルさんから案内があります。

クレメルさん「こっから登りなので、各自のペースで〜」

お二人に置いていかれないように頑張らねばと思いつつも、こんなところで足を使うわけにはいかないので、インナーで8〜9kmぐらいを保ちながらのんびり登ります。

しかし、面白いことにみんなほぼ同じスピードで、誰もバラけることなく見事なまでの隊列を組みながら登頂しました。

この”ほぼみんな同じペース”というのがかなりポイントで、「あぁ、今日は無理しなくて良さそうだ・・・」という妙な安心感を感じながら登っていました。

前菜 〜三瀬峠(2級山岳)〜

三瀬峠入り口

ココからは自分にとって完全に未知の世界。登ったことのない峠への期待と不安で胸いっぱい。

ここもまだ序盤なので、背振山は初めてだとか三瀬峠すら初めてだとか3人で談笑しながら、超低速で登ります。

ずっと3人で固まって登っていたのですが、残り200mぐらいで、やますたさんが小野田くんばりのハイケイデンスでアタック。

私は追いかけようとするも、「そもそも遅いのに追いつけるわけないじゃん」と冷静になってあきらめました。クレメルさんはそんな二人の姿を見て爆笑しているだけでした。

<やますたさん、2級山岳ポイントGET>

話しながら登ったせいか、峠自体はそこまで長く感じることもなく、脚も残しながら無事に登頂することができました。初めて登ったにしては上出来ですかね。

休憩 〜旬菜舎 さと山〜

さと山

三瀬を少し下りたところにある「旬菜舎 さと山」で休憩。ここではソフトクリームをいただきます。

ほのかアイス

▲私は「ほのかソフト」を注文(350円)。イチゴ味がほのかに甘くて美味しかったです。

サイクルスタンド

▲サイクルスタンドはありがたいですね。ちょうど3台掛けられる大きさです。

なお、写真を撮り忘れましたが、ここには水汲み場があるので、水も補給できます。

休憩中、クレメルさんからぶっとんだステキなアイディアのライド計画を伺いましたが、それはいずれご本人から案内されると思うので、関係各位は(*´Д`)ハァハァ言いながら楽しみにしててください。

副菜 〜背振山(超級山岳)〜

ソフトクリームで幸せ気分に浸ったのもつかの間、ここからが地獄の始まりです。

背振方面へ

▲この林の中を超えて背振山へ向かいます。

林道最高

▲いつ走っても、山道は最高です。(Photo by クレメルさん)

背振山入口

▲そして、いよいよ背振山に入ります。もう嫌な予感しかしない。

背振山の目的地

▲気合入れて登るぞー!と思った矢先に心を折られた瞬間。「山頂まで7.0km」という標識と、絶望的に遠い目的地を視認。前に写ってるやますたさんはめっちゃ苦笑いしてます。

背振山登り

▲とにかく登り。ひたすら登り。きっついけど、道がキレイに舗装されてて走りやすいのが唯一の救いです。

景色が開けたところで写真休憩

▲途中、景色が開けたところで写真撮影。休憩ではありません。

クマ吉さんもご機嫌

▲広大な景色を前に、クマ吉さんもご機嫌。とても体幹がお強いので、ちょっとやそっとの風ではブレません。

クマ吉を撮っている私

▲そして、クマ吉さん撮っている私も撮られてました(Photo by クレメルさん)

背振山山頂付近

▲それからどれぐらい登ったのか分かりませんが、ようやく山頂のそれらしき物体が見えてきます。

ラストスパート

▲所々、心をへし折られるような斜度もありますが、山頂までラストスパート。

山頂について

▲到着!!ココが背振山の頂上付近にある背振山分屯基地です。ここって”航空”自衛隊なんですね。

そしてここでも、1位通過はやますたさん。やっぱり速い・・・。

<やますたさん、超級山岳ポイントGET>

ここからさらに階段を登ると、本当の意味で背振山の頂上に行けるとのことだったので、自転車を担いで登るかどうか悩んでいると、

クレメルさん「ん〜、ちょっと登ったらすぐ着くと思いますよ」

という情報をいただいたので、やますたさんと二人で担いで行くことを決意。

これを登ります

担いで登り

全然”ちょっと”じゃなかった\(^o^)/

距離は長いわ階段は急だわで、すれ違う人々から「うわぁ・・・大変だぁ・・・」と同情される始末。

ちなみにこの写真は、クレメルさんが「ごめんごめんwこんなに長いとは思わなかったw」と、笑いながら撮ってくれたものです。

本日の教訓:ローディーの言うことを信じてはいけません。

正直、背振山ヒルクライムよりこっちのほうがきつかった・・・(;´Д`)

先日のブログでクリートを交換したことを書いていますが、古いクリートにトドメをさしたのはココの階段群です。間違いありません。

背振山山頂

▲1055m、ごちそうさまです。

開放感

▲開放感がハンパありません。

いい眺め

▲普段、なかなかこんな景色見れないですよね。ローディ冥利に尽きます。(※車でも来れます)

駐車場で補給

▲ロードを担いで激坂を降りた後、自衛隊入り口の少し先にある駐車場で一休みします。ここには自動販売機とトイレがあり、やますたさんと二人で水分を摂りまくります。

背振山下り

▲登ってきた方向とは逆に降ります。コチラ側から登っていたら、確実に死んでましたね。

五箇山ダム

▲降りたところにある五箇山ダムで一休憩。ダムの雄大な雰囲気っていいですよね。

五箇山ダム

主菜 〜九千部山(1級山岳)〜

一生懸命に登ってきた山を降りて、また一から登り始めます。

九千部山入口

▲九千部山の入口。今回はここから登ります。約700mUPの地獄の始まりです。

林道を登る

▲またもや林道です。市街地を登るよりも安全で、空気も美味しいです。

周りの風景

▲周りはこんな感じですね。時折聞こえてくる鶯の「ホーホケキョ」に癒やされます。

電波塔

▲ひたすら登っていると、電波塔が出てきたのでパシャリ。

電波塔の写真を撮っていると、後ろからクレメルさんが合流。

クレメルさん「ここまで来れば、もうちょっとだったと思います〜」

tak「ほんとですかぁ(○´▽`○)にぱー☆」

 

・・・

 

全然”ちょっと”じゃなかった\(^o^)/

 

本日の教訓:ローディーの言うことを(略

九千部山展望台

▲そしてついに、本日の最終目標である九千部山のてっぺんに到着です!

もちろん、ここ九千部山でも1位通過はやますたさん。

<やますたさん、1級山岳ポイントGET>

▲なんかもう、景色が良すぎて「明日の仕事とかどうでもいいや」という気分にしてくれます。

ひとしきり風景を楽しんだので、あとは下って終わりです。下りはわりと好きですが、さすがにこれだけ高い山を下るのは一苦労ですねぇ・・・。

その後 〜お別れから帰宅まで〜

それから、またさらに100mUPの山を登るという苦行がありましたが、カメラを構える元気もなく写真はなし。

もちろん、ここでもやますたさんが山岳を取り、結果、本日の山岳ポイントを総ナメにしました。これがサイヤ人なんですかね。

その後、ある程度福岡市内に戻ったところでお二人とお別れです。またいつか一緒に走る日が来るのでしょうが、お別れというのはいつも悲しいものです。

そんな私の気持ちをヨソに、お二人の「ここから糸島まで自走とかアホや・・・」という眼差しを背に少し進み、すぐ近くのコンビニで補給します。

今日はまともな昼食も摂っていなかったのでココで食べまくりましたが、コンビニ前でピチピチのジャージを着たヘルメット・サングラス野郎が、おにぎりと唐揚げにしゃぶりついてる画は、ハタから見てかなり不気味だったでしょう。

2300mUPしたうえで、ここから30kmぐらい走って帰るのはテンションが下がりそうですが、登りか下りしかないルートを走り続けた結果、私の頭には「平坦が恋しい」という感情しか残っていませんでした。

そして、「平坦LOVE!ワハハハー!」と思いながら走り始めるも、信号に捕まりまくって逆にストレスがたまったお帰りになりましたとさ。めでたしめでたし。

 

追伸 2,300mUPだと中途半端なので、帰り道に無理やり200mUPして帰りました。

ライド記録

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