すでにサイクルイベントにぼっちで参加することに慣れつつある、ゆるぽ拓(@yurupotak)です。こんにちは。
早速ですが、先日開催された「第5回天草四郎サイクリングフェスタ」に参加し、無事に120kmを完走しましたのでレポートを綴ります。
ゴールするまで、挨拶以外の言葉を発しませんでしたが、キツいながらも楽しいイベントでした。
ルート
私の参加した120kmのルートは以下のとおりです。(クリックorタップするとルートラボに飛びます)
- コース名:島旅クライム120 ロングコース(健脚向けコース)
- 距離:約120km
- コース概要:松島総合センター「アロマ」~上津浦~志柿~上島中央地区広域営農団地農道~教良木~県道34号(天草海道)~栖本~倉岳~望薩峠~龍ヶ岳~姫戸~阿村~松島総合センター「アロマ」
- エイド数:6
見てのとおり、アップダウンの激しい”坂バカ仕様”のコースです(獲得標高:約1,400m)
前日の移動
自宅からスタート会場まで車で約3時間。イベント当日に朝早くから移動できるレベルではありますが、勝手が分からない土地なので不安。。
ということで、前日に会場から30分ほど離れた格安旅館に泊まることにしました。
で、旅館についてビックリ。
ゆるぽ拓
そして、フロントには置き手紙。
「○○様、あなたのお部屋は○○○号室です。中から鍵がかかります」
ZA・N・SHI・N!!
恐る恐る部屋に入ると、またもや置き手紙・・・。
「ごめんけど、所用でいないから、帰る時にテーブルの上に料金置いて帰ってね☆ミ」※一部改変
性善説の上に成り立つ、なんとも新しいビジネスのカタチ。
これは・・・流行る!(※流行りません)
「面白いなこの旅館」と思いつつ、荷物を下ろして鍵をかけます。
Oh。。。とても先進的な鍵デスネ。
もう、何もかもが新鮮で逆に楽しくなりました。
持ち込んだ食事を摂ったのち、翌日に備えてすぐに布団に入ります。
バス・トイレは共同でしたが、部屋は和室で広かったし、Wi-Fiも使えたしで全体的には満足な旅館でした。
※結局、本当に宿主に会うことはありませんでした。
会場まで移動〜受付
朝5時半に起床。
6時半から駐車場が開場になるので、6時ごろ旅館を出発します。
外もまだ薄暗い中、会場に到着。会場に最も近い駐車場はガラガラでしたが、7時頃にはかなり埋まっていました。(とはいえ、他の駐車場も近いのでのんびり来ても問題ないです。)
受付は7時からなので、車内でパスタを頬張りながら待ちます。
▲7時になり、受付が開始されたので向かいます。
事前に送られてきた案内では、受付にあたって参加受理証を持参するよう書かれていましたが、名前だけ伝えれば良い感じでした。受付を終えると、参加賞がもらえます。(※参加賞の中身は最後に書いています)
準備〜開会式
受付を終えた後、準備に取り掛かります。
周りの自転車を見渡すと「20万円以下のバイクは参加NGですか?」と聞きたくなるぐらい、高価なフレーム・ホイールのオンパレード。
会場に着いた時は「早く着きすぎたかな?」と思っていたのですが、着替えて〜空気入れて〜ゼッケン貼って〜としていたら、すぐに開会式の時間(午前8時)となりました。
- 開会式の内容
- あまいちサイクリングクラブの偉い人のお話
- 運営上の注意事項案内
- 「上天草 慈秀」による演舞
▲開会式の様子
色々な話はありましたが、これまで参加したイベントではなかったルールが一つありました。
それは、「各エイドで配られるシールを集めないと、昼食が食べれない」というルール。
120kmコースでは昼食までに5つのエイドを通過するので、各エイドに必ず停まり、ヘルメットに計5個のシールを貼ってもらう必要があります。参加者を確実に休ませようという試みなのでしょうね。
また、開会式の時点では曇り空でしたが、これから晴れる予定とのことで、スタッフから、
「天草四郎サイクリングフェスタ・・・5回目にして、初めて晴れました!!」
と、喜びのアナウンスが流れ、会場が盛り上がります。
過去4回は悪天候だったそうで、あらためて「今日は良かったな〜」と思いましたね。(しかも無風!)
開会式の最後には、出走者を鼓舞するため「上天草 慈秀」による演舞が披露されます。
演舞は全3曲なのですが、2曲目が終わった時点で120kmコース参加者はスタート地点に並ぶよう指示があるので、移動を開始します。
スタート
いよいよ120kmコースがスタートとなります。スタートは、5列1組体制で20秒間隔の出発となります。(順番は決まっていません)
▲私は安定の後方スタートで、70番目ぐらいのところに並びました
そして、このタイミングで周りを見渡してあることに気づきます。
ゆるぽ拓
驚くほどにビアンキが見当たりません。みんな水着なのに、一人だけ体操服を持ってきちゃった気分です。
しかし・・・毎回思うのですが、九州のイベントにおけるTREK率はハンパないですね・・・。
▲いよいよ出発が近づいてきました
さぁ、今回も楽しいぼっちイベントが始まります。
第1エイドまで
出発後、当面は内陸部を走ります。私はウォームアップをしていなかったので、のんびり軽いギアで回しながら体を温めます。
▲概ね平坦なので、速い人たちにどんどん抜かれていきます。ゆるポタ大事。
しばらく走ると、海沿いに出ます。これぞ天草でのサイクリングイベントという感じがします。
▲曇天ですが、やはり海を見ながら走るのはテンション上がります
海沿いに出てからしばらく進んだところで、第1エイド「リップルランド」に到着です。
▲第1エイドの様子
▲第1エイドでの配給物は、バナナ・お菓子・水分。
みんなテンションが上がっているのか、ほとんど休まずに出発していく人が多く見られました。
私はお手洗いを済ませたのち、飲み物だけいただいて出発します。
▲第1エイドを出発するころには、晴れ間も見えてきました
第1エイド〜第2エイド
第1エイドを出発すると、また海沿いをひた走ります。
▲5人ぐらいのグループ後方について、スリップストリームで(゚д゚)ウマーします
海沿いから内陸部に入り、少し走ったところで第2エイドに到着します。
▲第2エイドの様子
▲第2エイドでの配給物は、バナナ・お菓子・クロワッサン・かりんとう饅頭・水分。
かりんとう饅頭は初めて食べましたが、外はカリッとしてて、中はあんこがぎっしり詰まっていて美味しかったです。
これから山に入っていくということで、ここでしっかりと補給をしておきます。
第2エイド〜第3エイド
第2エイドを出発し、いよいよこのコースのメインディッシュ登坂に入っていきます。
▲みんな大好きヒルクライムです
ここまでもアップダウンが続いていましたが、ようやくまともな登りが見えはじめて、
ゆるぽ拓
と、無駄に高いテンションで踊りながら登ります。
▲天候も良くなり、登るほどに景色が良くなります
▲一通り登ったら、一旦下ります
▲下ったところで第3エイドに到着です
▲第3エイドのメインは地鶏です。その場で焼いてくれているので、めちゃくちゃ美味しいです。
本来であればめいっぱい食べたいところですが、このエイドからチラチラ見えている”これから登るであろう激坂”を見て、一皿でやめておきます。
第3エイド〜第4エイド
第3エイドで地鶏を堪能したのち、第4エイドに向けて出発します。
▲まだまだ続く登り
▲快晴に変わり、絶景を楽しみながら登ります。
一山越えたところで、第4エイドに到着です。第4エイドは少しルートから外れた小高いところにあるので、エイド前にも坂を登らされます。
▲第4エイド
▲第4エイドの配給品は、ぜんざいです。ウマい。
▲エイドから見える川(ダム?)
ぜんざいで身体が温まったところで、出発です。
第4エイド〜第5エイド
第4エイドを過ぎても、まだまだ登りが続きます。
前後100m以内に誰もいなくて、「自分は本当にイベントに参加しているのだろうか」という不安にかられます。
山を登り、下っている途中で第5エイドに到着します。
▲第5エイド
第5エイドでは、ゆずはちみつジュースが振舞われます。ほどよい甘さでとても美味しい。
▲バスの中には、弱虫ペダルのジャージが飾ってあります。
▲そのほかにも、みかんや飴など。「黒糖塩飴は珍しいよ」と教えてもらったので、これを頬張りながら次のエイドに向かいます。
第5エイド〜第6エイド
▲ここからはほぼ平坦の道をのんびり走ります。
▲また海沿いの道に戻り、陽が照り返る海を見ながら走ります。
▲第6エイドに到着し、スタートから約95km地点でようやく昼食にありつけます。(すでに13時)
▲昼食は、おにぎり・豚汁・いきなり饅頭でした。
豚汁は定番ですが、やはり温かいお吸い物は身体に染みます。
そして、ぼっちでご飯を食べている私のもとに近くの子猫がやってきて、ゴロゴロと演舞を踊ってくれました。
私は、猫にまで気を使わせるほどの負のオーラを発していたようデス。
ご飯を食べながらこの姿を見て癒やされたのち、ゴールに向けて出発します。
ちなみに、開会式で「各エイドでシールをもらったやつしか昼飯やんねーぞ」という案内がありましたが、実際はそんなモノはチェックされませんでした。
第6エイド〜ゴール
第6エイドを出発すると、ゴールまではひたすら海沿いルートです。
この頃には風が出てきて、見事に逆風で一気に脚をもっていかれます。
私は110kmぐらいで「あ、これ脚\(^o^)/オワタ」と感じ、残り10kmは気合いだけで走りました。
ひたすら眩しい海を見ながら走り、いよいよゴールが近づいてきます。
▲ゴール直前
ケガもトラブルもなく、無事に完走です。
ゴール後
ゴールした後、受付をするよう案内があります。
名前を告げてチェックすると、完走証と“一本のクシ”が渡されます。
ゆるぽ拓
大会スタッフ
!?
・・・。
水の中でエビがめっちゃ踊ってるんですけど(;´Д`)
要約すると、「生け捕りして、無情にもクシをぶっ刺し、炭火焼きして食え」とのことです。
▲活きがいいので、捕まえてクシを刺すのも一苦労。何人もの人が、エビを地面に落としてました。
▲ということで、私もやってみます。(事後)
▲網の上で、少しずつ元気をなくしていくエビに罪悪感を感じながら待ちます。
▲いただきます。
ゆるぽ拓
なかなかにぶっ飛んだ企画だなと思いましたが、(企画もエビも)新鮮で楽しかったです。
フォロワーさんに出会う
美味しいエビをいただいて「さぁ帰ろう」と思ったら、見知らぬ方が寄ってきます。
???
ゆるぽ拓
???
ゆるぽ拓
なんと、Twitterのフォロワーであるkondenさん(@konden087)に遭遇。
お話を伺うと、本イベントの80kmコースに参加されていて、私が120kmコースを走ることをブログとTwitterで知って声をかけていただいたとのこと。ビアンキ乗りが少ないこともあって、すぐに特定されたようです。
konden087
ゆるぽ拓
konden087
ゆるぽ拓
konden087
ゆるぽ拓
待って待って待って待って、今日はそのネタ、ノーマークだから(;´Д`)
いやぁ、こんなところまで情報が広がってるとは思いもしませんでした(※ブログで書くから悪い)
一通りお話をしましたが、私の実家に近いところにお住まいとのことで、「熊本に自転車を持って帰れる時は、一緒に走りましょう!」と契りを交わして別れを告げました。
しかし、kondenさんは80kmコースなので早いうちに完走していたでしょうに、私が走り終えるまで待っていただいてたと考えると・・・もうね、正直、イベントを完走したことよりもお会いできたことの方がよっぽど嬉しいです。
そんなことはつゆ知らず、完走後にのんびりエビを焼いてて申し訳なかったデス(ノД`)
参加賞
受付時に渡された参加賞の中身は以下のとおりです。
▲渡されたのはこの二つの袋。
▲ネックウォーマー。これが今回のメインですね。
▲天草四郎のキャラクターが書いてある袋には、案内やちょっとしたアイテムが入っていました。
最後に
スタッフが「坂バカにはたまらないコース」と案内していたとおり、かなり手応えのあるコースでした。
グループライドで100km:2,000mUPとかを走ったことがあったので何とか乗り切れましたが、山以外の部分もアップダウンが激しいので、残り10kmぐらいは気合いだけで乗り切りました。
エイドではほとんど休憩せずに出発していく人が多いので、それにつられてあまり休まなかったのも、疲れを助長する原因になりました。(自分がいま、全体のどのぐらいの位置にいるのか分からないので、周りに流されるしかありませんでした)
実質、休みをほとんど取っていないので、120kmずっと走っていたような気さえします。
エイドに関しては「普通」といった感じでしょうか。同じ熊本県サイクリング協会が運営する「菊池ライド」の方が良かった印象です。
参考
菊池ライド2017にぼっちで参加してきたレポートゆるポタ.com
今回のイベントは、これまでのイベントとは違って「楽しんだ!」より、「めっちゃ走った!」という感じが強いです。
そして、ここまで喋らなかったイベントも初めてでした。最後の最後でTwitterのフォロワーさんにお会いできていなければ、「お疲れさまです」「ありがとうございます」「いただきます」「ごちそうさまでした」の4フレーズしか発さぬまま帰路についていたでしょう。
いつもどおり雑な記事ですが、このレポートが少しでも来年以降に参加される方々のお役に立てれば幸いです。
お疲れ様です
自分も120kmコース走ってました
というかおそらく拓さんの3列前スタートくらいの近さで存在にも気付いてたんですが
「ソロライドを楽しむ」と書かれてた&自分がぼっちライダーなので「後半声かけよう」と思って後回しにしてたら見失ってしまい結局声かけられず仕舞いでした。。。
次遭遇した時は真っ先に声かけるのでその時はよろしくお願いしますー^^
Nishikawaさん!!
第4エイド・・・だったと思いますが、折り返して来られてる時(私はエイドに向かう時)にすれ違って私も気づきました!!
お話できなかったのは残念ですね・・・次にお会いできるのを楽しみにしてます〜
「ぼっち」と書いているのはただのネタなので、お気軽に声かけていただいて大丈夫ですよ(*´Д`)