先日、「チェーンの伸び」という現象がなぜ起こるのかという点について書きました。
『チェーンの伸び』とは何かを解説今回は、実際に自分のロードバイクでチェーンの伸び具合をチェックしてみました。
測定には「チェーンチェッカー」を使用します。
今回、私が使用するのはBBB Cyclingの「Chain Checker BTL-51」です。
▲このチェッカーには、先端部分に「.75」「1.0」と書かれている突起部があり、この部分でチェーンの伸びを測定します。
みんな大好きシマノからもチェーンチェッカーが販売されており、Amazonのレビューを見る限り好評のようですが、ちょっとお高いので、チェーンの伸びを計測するためだけの出費としては悩ましいところです。
使い方は至ってシンプル。
まず、前提としてチェッカーは、”チェーンの上段部分”で使用します。
この情報、色んなサイトとか見ても書かれていなかったりするので、最初、私は下段でチェックしていました。ロードバイク界隈では常識なのかもしれませんが、初心者はこのレベルすら分かりませんね・・・。
さて、数値が書かれていない側の突起部を、チェーンの適当な位置にかけます。
その後、反対側の数値が書いてある方の突起をチェーンに下ろします。
この突起部分が下まで突き抜けたら「伸びている」、突き抜けなければ「まだ大丈夫」ということを意味します。
以上が、測定の方法になります。
では、測定した結果から、何をどう判断すればよいのでしょうか。
BBB Cyclingのサイトに書いている内容を参考にすると、
- チェーンが”0.75%”伸びたら、なるべく早く交換。
- チェーンが”1.0%”伸びたら、即交換。
ということのようです。
WEB上で色々な情報を調べてみましたが、「10速用チェーンなら0.75%、11速用チェーンなら1.0%で交換」や、「0.5%以上伸びたら交換」など、色んな見解があるようなので、どの情報を参考にするかは難しいですね・・・。
とりあえず、私は0.75%以上になった時点で交換するようなポリシーでいきます。
測定してみた
それでは、自分のロードバイク状態を知るため、チェッカーをチェーンに乗せていきましょう。
0.75%をチェック
ヌルッと入った・・・けど、途中までって感じですね。
つまりこれは、「0.75%以上はチェーンは伸びてない=まだ大丈夫」ということを意味します。
パッと見、そこそこ入ってるように見えますが、チェーンが伸びている時は、「.75」と書いてある部分(根本)ぐらいまでスッポリと入るそうです。
「まだ伸びてないから交換しなくてOK!」という結果でした。
ちなみに、この測定を行った時点では、距離にして約3,500kmを走行していました。
私は、平坦や斜度1%ぐらいの登りならアウターのままトルクをかけて走るのが好きなのですが、まだ当面は問題なさそうです。