私はこれまで、「パンクしたらCO2ボンベで対処」という固定観念でロードバイクに乗ってきたのですが、これはロードバイク始めたての頃に「携帯ポンプは面倒くさくて時間もかかるから、CO2ボンベにしておいた方が良い」という情報を植え付けられていたからです。
確かに、今まで自分が持っていた携帯ポンプは見た目にも性能が悪く、これで空気を入れるのが大変だということは一目瞭然でした。
しかしある時ふと、「もう少し大きな携帯ポンプを買ったら、CO2ボンベはいらないんじゃないか?」と思い立ち、ネットで評判の良さそうだった携帯ポンプを購入。
実際に試してみたら、
え、もう携帯ポンプメインでいいやん
となったので、今回、その結論に至った内容をご紹介したいと思います。
- この記事はこんな方向け
- 「携帯ポンプ」にするか「CO2ボンベ」にするか悩んでいる
- 携帯ポンプが、どれぐらいの労力と時間で空気を入れられるのかを知りたい
今回、私が新たに手に入れた携帯ポンプは「クランクブラザーズ(CRANK BROTHERS) HP ポンプ」です。
見た目はただの棒ですが、変形して、小型の空気入れになります。
実際には、こんな感じで左手でポンプを支え、右手でピストン運動をします。(撮影協力・息子)
小さくて若干不安定ではありますが、思ったより空気は入れやすく、自転車に取付けても全く邪魔になりません。
さて、ここからがいよいよ本番。
私が普段入れている空気圧の目安は“6bar”なので、パンク時を想定して、6barまで空気を入れるのにどれぐらいの時間がかかるかをテストします。
- 準備したもの
- 空気圧0のチューブ・タイヤ
- 携帯ポンプ(クランクブラザーズ)
- パナレーサー(Panaracer) 指針式 タイヤゲージ(仏式バルブ専用)
この状態からストップウォッチを押してスタート。
シュコシュコシュコ・・・・結果は、
”3分24秒で約6bar” になりました。
厳密には6barに少し届いていませんが、空気を入れるのに少し手間どったので、手間取らなければ、同じ時間で確実に6bar入れられます。
3分24秒という結果を見て、皆さんはどう思われるでしょうか?
私はこの結果を受けて、
これ、CO2よりも携帯ポンプを持ってた方がいいじゃん
と普通に思いました。
たしかにCO2ボンベを使えばものの数秒で空気を入れることはできますが、私は普段ソロで走るので、パンクしても誰かも待たせることはありません。
さらに、携帯ポンプはCO2ボンベと比較して以下のようなメリットもあります。
- 何度も空気を入れられる
- 携帯ポンプは使い切りではないので、何度も空気を入れることができる
- 出費が減る
- CO2ボンベは1回きりなので、使ったら追加購入する必要がある
- 空気の入れ直しが不要
- CO2はすぐに空気が抜けてしまうため、自宅に戻ったらすぐに空気を入れ替える必要がある
- 携帯ポンプの場合はそもそも入っているのが空気なので、入れ直す必要がない
逆に、携帯ポンプのデメリットは以下ぐらいですね。
- 労力が必要
- そこそこ息が上がるぐらいの運動になる
- 腕が筋肉痛にもなるかも?
なお、重さは携帯ボンベよりも携帯ポンプの方が若干重くなりますが、そこまで大きな差ではありません。
おわりに
ありがたいことに、ロードバイクを始めてからここまでの約6年間は、ほとんどパンクをすることがありませんでした。(計2回)
なので、CO2ボンベを使用することについて特に不満も感じることなく過ごしてきたのですが、周りやネットで人のロードバイクを見た時に、携帯ポンプらしきものを装備しているケースが多くて、「携帯ポンプはすごく大変だって聞いたけど、そんなに良いのかねぇ」と思ったのが今回のキッカケでした。
まともに試したこともないくせに、「携帯ポンプ=面倒くさい・大変」という悪いイメージを持ってしまっていたので、これを払しょくする良い機会になりました。やはり食わず嫌いはダメですね。
初心者の方で、もし私と同じように「携帯ポンプはやめとけ」みたいなアドバイスをもらったら、スルーするという選択肢もありですよ〜
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