10月になり、いよいよ冬本番という時期になってきましたが、みなさんはロードバイクに乗る時、どういう風にスマートフォン(以降、スマホ)を持ち運んでいるでしょうか。
背中ポケットに入れている、ハンドルバーにスマホスタンドを付けている、(サドルやトップチューブの)バッグに入れている、など様々だと思いますが、今回は特に冬場におけるスマホの取り扱いについて知っておいた方が良いことを書きました。
一般的に知られている内容ではありますが、もしご存じない方は「へ〜、そうなんだ」ぐらいの感覚で読んでいただければ幸いです。
スマホのバッテリーは、冬の寒さに弱い
まず一般的に、スマホのバッテリーに使用されている「リチウムイオン電池」は、5℃以下の気温になると電池の消耗が早くなると言われています。
詳しくは技術的な話になるので省きますが、ここでは単純に「冬場だと電池が減りやすい」と覚えていただければOKかと思います。
この特性は、冬場の寒い中を走るローディーにとって少なからず影響があります。
ちなみに、「真夏のような暑さの中でも電池の減りが早く感じる」といった声もあるようですが、暑さで電池の減りが早くなることはないそうです。(ただ、高温状態は電池自体の劣化を招きます)
ハンドルバーにスマホホルダーを着けている方は要注意
平地の外気温だけで見ると、関東より西側で5℃を下回ることはあまり多くありませんが、ハンドルバーにスマホホルダーを着けている場合、走行中の冷風をもろに受けて、スマホが5℃以下に冷却される可能性があります。
特に、「通知にいつでも気付けるようにしたい」「地図を見ながら走らないと迷う」といった理由でハンドルバーを利用している方は、このことを知っていただければと思います。
対策
では、対策としてはどんなことが考えられるかと言うと、以下の2つが挙げられます。
- スマホは背中ポケットのような、体温に触れる場所に入れて持ち歩く
- モバイルバッテリーを常備する
バッテリーの温度を下げすぎないためには、スマホごと背中ポケットに入れて、人工湯たんぽ代わりに“体温”を活用しましょう。こうすることで、5℃以下になることは避けられます。
ただ、背中ポケットに入れると“汗”という問題が出るので、そこはジップロックなどのプラスチックバッグに入れて対応しましょう。(汗でスマホが壊れた例も聞くのでご注意を)
過去記事>>>財布とスマホの防水対策はジップロックで
また、どうしても「スマホがハンドルのところにないと不便」という方は、もうバッテリーがなくなること前提で、モバイルバッテリーを持ち歩くのが無難だと思います。
時代なのか、今はスマホとモバイルバッテリーを同時に着けられる製品も出ているので、こういうのを検討するのも良いかもしれません。
終わり
知らない道ではスマホの地図を頼りにすることも多く、いざ使いたい時にバッテリー切れになると大変です。そんな状況に陥らないよう、ぜひ気をつけていただければ幸いです。
また、今回はスマホについて書きましたが、「ライト」なんかもリチウムイオン電池が使われています。
ただでさえ冬場は日照時間が短く、ライトを使用する頻度が高くなりますが、このライトの電池も、寒さによって早く消耗してしまうのでご注意ください。