こんにちは、@yurupotakです。
昨日、自身初の自転車イベントである「ツール・ド・国東」に参加し、無事に完走したので参加レポートを綴ります。
※イベントに参加するキッカケとなった経緯は、過去の記事で書いています。もしよろしければそちらもご覧ください。
大分県国東市へ移動(早朝)
ローディーの朝は早い。
午前1時半
いやいや、「早い」にも限度があるだろ。4時間しか寝てないし。
今日は、イベント会場まで会社の後輩(以下、後輩くん)と車で移動するので、後輩くんの家の近くのコンビニまで自走します。
↑行っくぞおおおおおお!!
↑外は暗いので、なるべく明るい道を走ります。いつもなら車でいっぱいだけど、さすがにこの時間はスカスカ。体力温存のため、ゆるゆるで走ります。
↑後輩くんとの待ち合わせ場所に到着。この時点ですでに20km走ってます。
そして後輩くんが合流し、「さぁ、行くぞ!!」というタイミングでトラブル発生。
後輩くん「あれ?サイコン(ガーミン)がない。」
後輩くんが自宅に戻って探すけど見当たらない。刻一刻と時間が過ぎる中、後輩くんがいきなり吹っ切れる。
後輩くん「ま、いっかw」
いいのか!!Σ(´Д`;)
「ガーミンってめっちゃ高いけどいいんかな・・・」という心配をしつつも、時間がないので出発。この時点で、当初予定より45分の遅延。
↑暗い高速道路をひた走る・・・私は助手席でのんべんだらり。
現地到着〜受付(杵築市文化体育館)
↑走ること2時間ちょっとで駐車場に到着(6:30ごろ)。本来であればイベント会場に一番近い第1駐車場に停めたかったのですが、45分遅れの出発が響いて1kmほど離れた所に駐車します。(ちなみに、第1駐車場は午前6時前にはいっぱいになるそうです)
到着後、一旦受付を済ませるため会場入りします。また駐車場に戻るので、この時点では超適当な格好で行きます。
↑ウヒョー、自転車がいっぱい!!
↑イベント会場の「杵築市文化体育館」
↑私の参加するBコースは、館内での受付となります。(Aコースは館外での受付)
受付は、署名・捺印した登録カードを提出して1分足らずで終了。受付が終わると、参加賞とロゴステッカーがもらえます。※ロゴステッカーはヘルメットの横に貼るよう指示されます
ちなみに、告知どおり受付では検車もなく、ステッカーを貼っている自転車どころかヘルメットすらチェックされませんでした。
↑スタート兼ゴール地点を確認。これを見ると無駄にテンションが上がります。
さすがに参加賞を持ったまま走るわけにはいかないので、一通り見て回ったら駐車場へ戻ります。
準備
駐車場に戻ったら、本格的に準備を開始。
<やったこと>
- 朝食(補給)
- 着替え
- 自動車輪行の解除
- 空気入れを含む、自動車の全体的なチェック
- 参加賞の中身をチェックし、昨年の参加賞と比較←
↑自転車の組み立て完了。トドメに、サドルバッグにカメラを入れたら終わりです。後輩くんに「フルサイズのカメラを持っていくとか頭おかしいですね」と、褒めてもらいました。テヘヘ。
↑ヘルメットにシールを貼ります。受付でもらったロゴステッカー(緑)も忘れずに。どうでもいいけど、モザイクかけると途端にやらしく見えるのは自分が腐っているからでしょうか。
準備が完了し、出発時間が近づいてきたので会場に向かいます。
スタート(杵築市文化体育館)
↑会場に到着。人と自転車で賑わってます。折りたたみ自転車からクロスバイクまで、なんでもアリです。
↑フハハハ!見ろ、人がゴミのようだ!!
あまりの人の多さに驚く。冷静に考えたら、ここに2千人ぐらいいるんですよね・・・この方々って、普段はどこに隠れてるんでしょうか。
↑何やら開会式っぽいことをやっているようですが、ほとんど聞き取れません。
↑開会式が終わったら、10分後(9:00ちょうど)ぐらいにAコースの前半組がスタート。これはスタートしている写真ですが、カオスすぎて何が起きてるのかサッパリ分かりません。
この10分後にAコースの後半がスタートし、私の参加するBコースは9:20ごろのスタートとなります。
↑Bコースの順番が来たので並びます。この写真で見ると出発ゲートが遠いように見えますが、ゲートからこの写真の位置までBコースの出走者が並んでいるという、つまりそういうことです。
後輩くんいわく「今年は天気がいいから、DNSする人も少なくてすげー多い」とのことでした。ちなみに、並び順は自由なので、ガチな人は前方に行けばいいと思います。いや、むしろ行ってください。
↑ゲートが見えてきたので、いよいよ出発です。ここからスタートまでは(周りの方に迷惑をかけないように)集中していたので、写真はありません。
スタート〜第1エイド(白髭田原神社前)
↑ついに出発!!道行く人々が応援しながら手を振ってくれます。私は後方の出発で前が詰まっていたので、最初の数百mは流れに合わせて10km/h以下で走ることになります。
↑渋滞が落ち着いてきたら、それぞれ自分のペースでのんびり(一部は爆速で)走り始めます。
↑Bコースの前半はほぼ登りですが、苦しみながらもみんな楽しんでいるご様子。この先に地獄が待ち受けているとも知らずに・・・。
↑何やら悲鳴が聞こえると思ったら、前にとんでもない壁斜度の坂道が出現しました。(推定斜度20%)すでに何人かはあきらめて、自転車を押しているのが見えます。登るのに必死で、一番キツいところの写真を撮り逃がしたのが残念で仕方ありません・・・まさに地獄絵図でした。
ちなみにこの坂は、例年のコースの通行止めによる、”今年だけの”迂回ルートになります。来年以降は(おそらく)走らないと思いますのでご安心を。
↑地獄の終わり。写真のとおり、ほとんどの人が押して歩いているのを見ると、どれだけヒドい坂だったのかお分かりいただけるかと思います。
・・・え、私ですか?
やだな〜、坂は押して歩くものですよ?
↑みなさんバテバテ。言葉も出ない人や、足を着いた・着いてない議論で盛り上がる人々など様々。う、運営批判なんてしてる人はいませんでしたよ!!
↑一通り休憩を終えてからは、またそれぞれのペースで走ります。それから少し走ると・・・
↑第1エイドに到着です。激坂で蒸発したエネルギーを補充すべく、すごい行列が・・・。
↑一緒に行列に並びます。すごい人数ですが、流れは早いのでそこまで苦になりません。
後輩くん「いやぁ、こういう(きちんと並んでいる)光景を見ると日本人って感じですねぇ。」
tak「えらく上から目線だが、お前は何人だ」
みたいなくだらないやり取りをしているうちに、すぐに自分たちの番がきます。
↑定番のバナナやゼリー、そしてお菓子。取り放題です。むしろ人気がなくて余りまくってました。
↑第1エイドのメイン:炭酸まんじゅう。美味しい!
↑水分補給。「ポカリ」って書いてありますが、中身は「ポカリっぽいかぼすジュース」です。ご注意ください。(ポカリの在庫が切れたのかも?)
ちなみに、ここでおねえさんにボトルの補給をお願いしたら、ポカリ(っぽいかぼすジュース)と水をミックスして入れてくれました。
これは突っ込んだ方がいいのかと思いましたが、きっと日ごろ塩分過多な私の身体をいたわって薄めてくれたんでしょう。「まぁいいか、一緒に入れちゃえw」って聞こえた気もしますが、きっと気のせいです。
↑自転車の皆さんも、激坂を超えて倒れ込んでいます。
第1エイド〜第2エイド(保険福祉センター)
↑補給が終わったら、第一エイドを出発します。このあたりからは視界に入る自転車の数も減って、わりと安定した速度で走れます。私は後輩くんを風よけにして快適に走ります。
↑第一エイドを超えてからも、ずっと登りが続きます。
↑序盤最後の登り。残り500mぐらいから「あとすこしだぞー!」「ここを超えればずっと下りだぞー!」というスタッフの声が聞こえます。グループライドで言われたら絶対に信じない言葉ですが、スタッフだと信じられる不思議。
↑山を超えて下ると、海が見えてきます。風もあってチョー気持ちいい。
↑少し行くと第2エイドに到着。ここでは昼食を振る舞ってくれます。
↑第2エイドの「国見保険福祉センター」です。トイレは館内と、外には仮設トイレが設置してありました。
↑ここでは、地元?スタッフの方々が豚汁を配給してくれます。
↑鶏めしもいただいて、いざランチタイム!!他にも漬物や唐揚げなどがありましたが、胸いっぱいだったのでこれだけ食べました。豚汁がハンパなく美味しかったです。もちろん、バナナもありました。
↑高そうな自転車もいっぱい転んでいます。全部合わせたらいくらになるんだろう・・・とかゲスいことばかり考えてました。
↑人も減ってきたので、そろそろ出発します。
第2エイド〜第3エイド(国東市サイクリングターミナル)
↑これまでの山道とは打って変わって、海沿いサイクリングです。向かい風が少しキツイものの、天気もいいし、気温もほど良いので「最高の環境」です。
↑海沿いをのんびり走っていると、ほどなくして第3エイドに到着します。ここが最後のエイドになります。
↑第3エイドの補給食は、第1エイドとほぼ変わりません。そしてやはり、バナナは欠かせません。
↑ここのエイドは海がキレイに見えるので、参加者の皆さんが思い思いに写真を撮っていました。
↑こんな展望台もあります。普段なら若い男女がキャッキャウフフするんでしょうが、今日はピチピチのパンツを履いたおっさんがキャッキャウフフします。
さて、補給と休憩が終わったので「いざゴールへ!!」と出発しようとしたのですが、そのタイミングでTeam Skyのジャージを着た細身の外人さんが入ってきました。
「メチャクチャ早そうなのに、自分よりのんびり走ってるんだな〜」と思ってヘルメットを見ると、
赤ゼッケン
は・・・?
私はBコースです。Bコースは、95kmの青ゼッケンです。
Aコースは・・・
160kmの赤ゼッケンです。
つまりアレです。
ほぼ同時にスタートした自分たちより、65km(160km−95km)多く走ってBコースに追いついたということです。
Team Skyヤベェ。
第3エイド〜ゴール(杵築市文化体育館)
↑第3エイドでビックリすることもありましたが、気を取り直して海沿いを走り続けます。
↑橋も渡ったりします。
↑海を見ながらチンタラと走ります。さすがにここまでくると、Aコースの頭がおかしい速い人たちが追いついてきて、とんでもない速度で抜き去っていきます。
なお、第3エイド〜ゴール間は途中で市街地を通るので、普通に信号にも捕まります。交通ルールを守って走りましょう。
↑見覚えのある風景が目に入ってくると、いよいよゴールが近づいてきたなという感じがします。
↑ゴール前の直線です。弱虫ペダル(アニメ版)だったら、回想やらなんやらでここから30分以上かかるアツイ展開ですね!!
↑気づいたら後輩くんが千切れていたので、ぼっちでゴール。ゴール祝いのかぼすジュースをいただきながら、後輩くんがゴールするのを待ちます。
ゴール後
↑ゴールでもバナナ。やはりバナナは欠かせません。あまりに売れ残っているのか、ゴールして座っている人たちに「バナナいりませんかー?」と聞いて回るスタッフさんに萌えました。
↑今日はトラブルも起こさず、よく頑張ってくれました。乗れば乗るほど好きになる。不思議なアイテムですね、自転車ってヤツは。
10分遅れて後輩くんが到着後、二人で記念写真を撮ります。記念撮影はスタッフさんにお願いしたのですが、撮影後、「白い坂キツかったでしょww、お疲れさまでしたwww」と言われました。
私はね、この時ハッキリと確信しましたよ。
あの序盤の激坂は、スタッフによる陰謀だったと(違
ゴール後は自由解散なので、後輩くんが落ち着いたら帰路につきます。
↑スタッフの皆さん、ステキなイベントをありがとうございました!!
初イベントを終えて
今回、初めてのイベント参加でしたが、それなりに年もとっているせいか、思ったより緊張はしませんでした。
睡眠不足だった割には調子も良く、グルグル回して普段ではあり得ない速度で山も登りました。(これがイベント効果なんですかね)
しかし、本当に色々な人たちが参加していて面白かったです。ガチ(そう)な人から、家族で参加されているグループなど・・・自由で活気にあふれていて良い刺激をもらいました。
100kmという距離自体はすでに2、3回ほど経験しているので、筋肉痛にはならないと思いますが、数日はゆっくりしたいと思います。
参加された皆さん、スタッフの方々、お疲れさまでした!!
心から「初イベントがツール・ド・国東で良かった」と思える、ステキなイベントでした。
このブログが、来年以降に同イベントに参加する人の参考になれば幸いです。