先日、ロードバイク購入から3ヶ月ぐらいの間で初心者が必要なものをご紹介しましたが、今回は、私がロードバイクを始めて3ヶ月~1年ぐらいの間で買ったものと、そのためにかかったお金について書きました。
今後、どういったところにお金がかけることになるのか、そしてどれぐらいのお金が必要になるのかといった点を参考にしていただければ幸いです。
衣替え用品
日本に住んでいると四季は避けられません。自転車を買った時期から半年経つと、暖→寒、寒→暖へと変化します。
そこで、衣替え用の品々が必要となります。
ここでは、冬に自転車を始めた私の例で、半年たった夏頃に買ったものを取り上げました。
ジャージ
夏になると発汗量がマジハンパないので、薄いジャージが必要です。
私は日焼け防止のため、夏場でも長袖のジャージを買いました。
グローブ
指先までのグローブでも支障はありませんが、夏場は指切りグローブの方が涼しいし、スマホの指紋認証もそのまま使えるので便利です。
インナーキャップ
これは季節関係ありませんが、自転車で走っている間は頭にも多くの汗をかきます。
直にヘルメットをかぶっても問題はありませんが、(特に夏場は)汗がたれてくる可能性があるのでキャップを購入。
私はシンプルなものを買いましたが、キャップは多くのデザインであふれているので、オシャレとして楽しむのがベストだと思います。
反射ベスト
夏場であれば、夜の方が涼しくてナイトライドが気持ち良く、冬になると日が落ちるのも早くなるので、反射ベストがあると安全です。クルマの運転手から見たときの視認性が大きく向上します。
なお、ブルべに出走するのであれば反射ベストは必須です。
サイクルコンピューター
ロードバイクに乗り始めてから3ヶ月も経つと、少しずつ乗り方も覚えてきて50kmを超える距離を走れるようになります。(100km以上走りだすツワモノもいますが)
そして同時に、この頃になると、自分がとれぐらいの距離を走っているのか、どのぐらいの速度で走っているのかが気になってきます。
見た目を気にせず、とりあえず安く手に入れたいということであれば、有線タイプのサイクルコンピューターでも十分に期待した効果が得られるので、それでも良いでしょう。(私は最初、有線タイプを買いました)
※結果的にその後、知り合いから無線タイプのサイクルコンピューターを格安でゆずってもらったので、それに付け替えています。
サドルバッグ
走行距離が長くなればなるほど、リスク対策のために所持する荷物量は増加します。
そこで、サドルに取り付けるタイプのバッグを購入し、こまごまとしたものをサドルバッグに入れるようにしています。
サドルバッグは走行時にジャマになることもないので、とても便利です。
輪行袋
遠出する際の移動手段として公共交通機関を使用するということを視野に入れ、輪行袋を購入しました。
輪行袋は何らかのトラブルで走れなくなった時の緊急避難・帰還用にも使えるので、新天地開拓のために遠方に行く際なんかには携行するようにしています(近くに交通機関がないような山中でトラブったらどうしようもありませんがね
メンテナンス用品
そもそも自転車自体は消耗品ですが、メンテナンスをすることでより長持ちさせることができ、走行時の快適性も高まります。
ここでは、私がロードバイク1年生の時にそろえたメンテナンス関連用品を紹介します。
ここでは、シマノのコンポを使用している方を対象としています。シマノ以外のコンポ(カンパニョーロ、スラム)では工具が異なりますのでご注意ください。
スプロケ外し
後輪に付いているカセットスプロケットを外すための工具です。
スプロケを外して洗浄したり、ホイールのメンテナンスに必要です。
過去の記事で使い方も載せているので、ご興味があればどうぞ。
BIKE HAND(バイクハンド) YC-501A/YC-126-2A SET シマノ(ロックリング)スプロケット 取り付け/取り外しセット
チェーンカッター、ピン外し
チェーンを外すためには、2種類の工具のどちらかが必要です。(どちらが必要かは環境によって異なります)
- チェーンカッター
- ミッシングリンク用リンクツール
チェーンカッターは、チェーンにコネクトピンを差し込んで完全に固定されている場合に使うアイテムになります・・・が、私はこれを使ったことがないので正直よく分かっていません。
ミッシングリンク用リンクツールは、ミッシングリンク(もしくはクイックリンク)と呼ばれる接合用のリンクを使ってチェーンをつなぐモノです。
スライドすることで簡単にチェーンを外せるので、私はずっとこのタイプを使用しています。(ただ、ミッシングリンクは何度も使いまわせるものではないので、数回取り外したら新しいものに交換しておくのがベスト)
ミッシングリンク用ツールの使い方は過去の記事で載せているので、ご興味があればどうぞ。
パーツクリーナー
先述のチェーンやスプロケを簡易的に洗浄するために使用するクリーナーで、このスプレーを直接吹きかけるだけでみるみる汚れが落ちます。
クルマ用のものを流用できるので、私はいつもスプレータイプのものをホームセンターで買っています。
このクリーナーは消費量が激しいので、2~3本ぐらいは買いだめしておくと、あとが楽です(一本300円ぐらいです)
オイル
チェーンを洗浄したあとは、注油してあげる必要があります。そこで使用するのがオイル(ルブリカントともいう)です。
私はFINISH LINEの「Dry Bike Lubricant」を使用しています。
注油しないと部品を痛めるだけでなく、異音の原因にもなるのでしっかりと行うようにしましょう。
グリス
ネジの部分など、他の金属と摩擦する部分はグリスを塗布することで発熱や摩耗、サビ止めを防ぐことができます。
これを一本持っておけばずっと使えるので、とりあえず買っておくに越したことはありません。
チェーンチェッカー
チェーンは消耗品で、ずっと使用していると伸びてきます。(”伸びる”ということの意味は過去の記事で書きました)
そのため、定期的にチェックして、伸びていたら交換したほうが良いのですが、その指標を測るためのツールがチェーンチェッカーです。
チェーンチェッカーの使い方についても過去の記事で書いているので、よろしければそちらもどうぞ。
ゴム手袋
自転車のメンテナンスはとにかく手が汚れます。ひたすら汚れます。しかも、洗ってもなかなか落ちない。
そのため、私は手が汚れるのを嫌って、100円均一で使い捨てゴム手袋を買いだめています。
細々とした作業は手袋を外さざるを得ませんが、簡易的なメンテナンスでは手を汚さずに済ませることができるので便利です。
シトラスクリーン
前項のとおり、メンテナンスで汚れた手は洗ってもなかなか落ちません。
そこで活躍するのが、油汚れに特化したハンドクリーナー「シトラスクリーン」です。
シトラスクリーンの威力については過去の記事で書いています。
ペーパー
メンテンナンスの際に、一時的に部品を置いたり、油汚れを拭き取るために布が必要です。
使い古した洋服を切り取って使うのもよいですが、常にそんなものがあるわけでもないので、私は普段、工業用の不織布ワイパー「ワイプオール」を使用しています。
ワイプオールは、部品のメンテナンス時に使うだけでなく、走ったあとのタイヤ拭きにも活用するなど、とにかく何でも使えるのでとても重宝します。
で、結局いくらかかったの?
以上の情報を整理した結果、私が3か月~1年で要した費用は・・・
27,307円
という結果になりました。
これだけ見ると、「思ったより安くね?」というイメージがあるかもしれませんが、ここで紹介した金額はごく一部で、実際には外を走っている時の補給代の方がよっぽど高いです。
それに、ロードバイク1年生にしてホイールとかサドルとかに目覚めちゃって多額の投資をするような方々もいらっしゃるので、その沼にハマると一気に十万単位で飛んでいくことも・・・あぁ恐ろしや恐ろしや。
なお、我が家には小さい子がいてあまり自転車にお金をかけることができないので、各工具も安いやつを探して買っています。(安いものだからといっても特に問題はありません)
ロードバイクを始めたばかりで、今後どれぐらいの予算を立てておけばよいのか不安な方にとって参考になれば嬉しい限りです。